完全無添加天然焼酎永遠の球磨玄米焼酎2001仕込み経過   www.tawaraya-saketen.co.jp


                           (情報提供) 木下醸造所 杜氏:木下弘文

平成13年                  原料は、全量”国内産完全無農薬栽培米(平成13年度産)”!
  11月15日 原料米1kgをで蒸す。
         製:約2日間かけて””をつくる(石積みの手造りで行う)。
            ””とは、蒸した米に菌(白菌)を増殖させたもの。
            白菌は増殖する過程で各種酵素(糖化酵素など)やクエン酸を生成する。
  11月17日 1次醪1kg、水1.5L)を小さな容器(ステンレス製15L)に仕込む。
         最初の仕込み温度は30度。その後、少しづつ低下。
         焼酎酵母(純粋培養酵母)は一切添加しない
         ”蔵付自生酵母”が自然に醪に誘導され活性化するのを待つ(自然発酵)。
              醪の中では、クエン酸により雑菌は繁殖できず淘汰される。又、
               に由来する糖化酵素がデンプンをブドウ糖に分解する。

         7日目くらいから、気泡が出るのが見える。
         さらに数日後、米粒が浮かび上がり始め醪表面を蓋状に覆い、香りが出てくる。


  12月 5日 工業技術センターへ醪のサンプルを送って、顕微鏡で検査してもらう。
              酵母”が増殖しているのを確認するが、
               アルコールを十分生成するかは不明。

  12月12日 試留したところ、アルコール分10度くらい有り。
              酵母のアルコール発酵(ブドウ糖をアルコールに変える反応)が進み
               アルコールが十分生成されると、雑菌は死滅する。
              醪の中では、糖化酵素による糖化と、
               酵母によるアルコール発酵が並行して起こっている(並行複発酵)。

  12月17日 原料米5kgをで蒸す。
         蒸した米(5kg)を製
  12月19日 1次醪に、5kgと水5Lを追加して仕込む。最初の仕込み温度は30度。
         外気温が低いため、醪温度は少しづつ低下。

  12月24日 試留したところ、アルコール分14度くらい有り。
         原料米114kgをで蒸す。
         蒸した米(114kg)を製
  12月26日 土中に埋めた”かめ壷”に1次醪を移し、114kgと水130Lを追加して仕込む。
         (1次醪の仕込み終了 − 1次醪は3回に分けて仕込んだ
         最初の仕込み温度は21度。

         酵母が増殖し、アルコール発酵が進む。
         数日後、醪温度は27度まで上昇(最高温度)。

  12月31日 玄米180kgをで蒸す(2度蒸しを行う)。
         2次醪を仕込む:1次醪に蒸した玄米180kgと水355Lを追加して仕込む。
         最初の仕込み温度は21度。

         酵母が増殖し、アルコール発酵が進む。
         数日後、醪温度は27度まで上昇(最高温度)。


平成14年
   1月 8日 醪温度は13度まで低下。


   1月16日 醪800L(アルコール分16.2度)を約3.5時間かけて蒸留(単式蒸留機による常圧蒸留)。
         原酒のアルコール度数:38.2度

   1月18日 土中に埋めた”かめ壷”で貯蔵開始。    


           熟成


   7月 7日  発売(25度)!

         引き続き”かめ壷貯蔵(熟成)”。

  11月11日  発売(原酒)!

         引き続き”かめ壷貯蔵(熟成)”。







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