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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウﾞァイツェン

　１５世紀後半頃、ウﾞァイツェンはドイツ・ウﾞァウﾞァリア地方の上流階級の人々にとても愛されていたビールでした。当時はウﾞァイツェンの醸造権が特権化されており、庶民はウﾞァイツェンを造ることができませんでした。１７世紀に入り、ようやく庶民にも醸造権が与えられるようになると、その味と香りのよさで瞬く間に地方の醸造所で造られるようになりました。
　ビールの原料は、大麦麦芽を主としますが、他に小麦麦芽を使用する小麦ビールはドイツ、ベルギーで現在でも造られ、
ホワイトビールとも呼ばれています。発酵はエール酵母（上面発酵）の中の特別なウﾞァイツェン酵母を使用するため特有のエステル香があり、一般にはバナナを思わせるフルーティーな香りが特徴です。
　エチゴビール・ウﾞァイツェン（ホワイト・ウﾞァイツェン）は、ドイツ・ウﾞァウﾞァリア地方で造られるホワイト・ビールをモデルとしています。大麦麦芽と小麦麦芽を５０％づつ使用し、フルーティーな香りが特徴です。濁りがあるのは、ろ過をかけていないのと、小麦麦芽に多く含まれる蛋白質に由来します。














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